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生産技術 TECHNIQUE

ものづくりの強み(生産技術)

丸和電子化学は成形、塗装、基板実装、組立の各工程を「全体最適」の考え方で、ものづくりを実現するための各種生産技術を持っています。特に、どうすれば良いものを安くすくる事が出来るかを追求し、「つくるものを造る」という基本方針のもと、自前での設備開発に取り組んでいます。

生意匠性・機能性を向上する成形技術

車載の内装部品は、様々な樹脂製品が使われています。2種類の材料を1つの機械で成形する2色成形機では 2種類の部品を一体化する事が可能な事に加え、ボタンの文字部分の表現や、見切りの無いスッキリとした意匠部品、 近年ではタッチスイッチの機能部品として、提案した2色成形の製品が多く採用されています。

成形技術

  • レンズからスパッタ、検査までの1個流し完全無人成形ライン
  • 材料の配管ダイレクト供給
  • 材料乾燥レスを実現するマルテックの設置
  • 2色成形技術

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高付加価値を実現する加飾加工

塗装や印刷といった加飾加工は塗装ロボットや自動機で行なっています。特に内装では高輝度塗装であるピアノブラック塗装に対し、塗装条件や塗装環境や設備改善により、高い直行率を実現しています。

加飾技術

  • ピアノブラック塗装に代表される高付加価値塗装
  • ウエットオンウエットによる連続塗装技術
  • 成形機を塗装ラインへ入れ込んだ成形~塗装組付の一貫生産ライン(インライン化)

多品種・少量生産に対応する実装技術

製品によって基板にマウントする電子部品は「多い・少ない」があります。これまでのメタル版を使ったはんだ塗布を使いながらも、少量品向けのインクジェット方式による点付けのはんだ印刷ができる技術を導入することで、電子部品の少ない機種や少量品の版の交換にかかる工数をなくし、効率の良い生産体制を確立してます。

基板技術

  • はんだ付けのインクジェット方式による基板実装技術と段取り工数削減
  • 大型汎用はんだ付けから小型SMTの開発とインライン化

自動化や混流化を実現する組立技術

原価低減、生産性やスペース効率を追求する為、技術部門では。得意先と協力し、製品の設計段階から、自動化や設備の共用化を可能にする為、三位一体活動を行っています。これにより量産段階では、少人数で複数種類の製品を混流で生産できる自動組立ラインを実現しています。

組立技術

  • 取引先企業、親会社との三位一体活動での設計構造採用による組立原価の低減及びロボット活用での少人化
  • 基板プラットフォーム化による1個流し
  • 無人搬送台車(AGV)による完成品引き取り、空箱供給の無人化

CADデータの活用

技術部門では、製品構想段階の製品図面CADデータができあがると同時に、そのデータを活用し生産ライン構想の検討をCAD上にて開始しています。これをショットガン活動と呼んでおり、早い段階で最適な生産方法の検討を始める事が可能となり、QCDの目標達成につなげています。

ショットガン活動

  • 新製品の構想段階、試作段階など生産準備の初期段階から、その時点での製品図面CADデータを活用し、金型の構造検討、設備や組付作業台を含めたライン検討、治具の共通化など検討をすることにより、量産開始段階で最適なつくりかたができるよう取組をしています”