先輩社員インタビュー(伊藤 翔太朗)

Interviewインタビュー

変革の時代、
変わる小島プレス、
その先導役を目指す

小島総合研究所で、当社の技術を新たな製品や自動車部品以外に活用する「新事業創出活動」や、グループ会社を含めたオール小島の「共感・共創活動」に取り組んでいます。運営に携わった社内のビジネスアイデアコンテストを通じ、多くのオール小島社員の「熱意」や「さらに会社を良くしたいという想い」に触れ、日々その実現に邁進しています。

事業企画 2019年入社

伊藤 翔太朗

Ito Shotaro

この仕事の「やりがい」や「おもしろさ」は?

新事業を創出するために何ができるのか、正解はありません。何でも自由に取り組んで良いという環境で、自ら考え、主体的に動くようになりました。介護施設などの公共施設を調査した市場のニーズをもとに、ホームセンターで材料を集めて試作品を手作りしたり、設計に依頼して3Dプリンターで試作品を製作したり、できることを自分のペースで進めています。すぐに売り上げに直結するものではないですが、数年後に芽が出て、花が咲いて売り上げに貢献できるように努力しています。
新事業とは、誰かの困りごとの解決だと考えています。日々の生活の中で感じる困りごとに敏感になり、世界の情勢にも注目するようになるなど、自分自身の成長を感じています。

仕事をする上で心掛けていることは?

新事業の創出はすぐに結果が出るものではありません。新事業を成功させるために必要なのは、プロジェクトに関わる人のモチベーションの高さ。その人自身に熱量があれば、ゴールに向かって突き進んでいけると感じています。私自身、生まれつきのアイデアマンではないので、日頃から新しいものを作ろうというマインドにチェンジし、意識を高めるようにしています。その一つとして、社内で始まった教育プログラムであるeラーニングを活用し、様々な分野の情報を得ています。

小島プレス「らしさ」や「魅力」を感じる点を教えてください。

新事業創出活動の風土づくりや意識改革の一環として、社員から新事業のアイデアを募るビジネスアイデアコンテストを開催しました。当社初の新たな取り組みのため、親しみやすさが重要だと考えてキャッチフレーズを付け社員との距離を縮めようとチームで相談。会社の社是「和」にちなんだネーミング「これいい和」として、のぼりを作ってオール小島各社をまわってみると、「こんなことがしてみたい」という声をたくさん聞くことができました。最終的には1ヶ月で300件以上ものアイデアが集まり、すべてのアイデアに役員から社長まで目を通して選考し、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決定。表彰式も開きました。
変えたいという意識を持っている人は思った以上にいることを目の当たりにし、これは会社を変えるチャンスだと実感した瞬間でした。

自分の成長を感じるのはどんな時ですか?

名古屋市工業研究所が開催した「Tenkaichi」というプログラムに参加し、企業側として学生と一緒にアイデアを形にしたときです。「Tenkaichi」とは、企業の技術シーズを使った製品のアイデアを競うというもの。「2030年におけるモビリティーの新たな利用価値」というテーマで、ものづくりに興味のある大学生や高専生4、5人とチームを組んでチャレンジしました。学生と取り組むという経験がない中、初めての挑戦でしたが愛知県のものづくり企業数社が参加した中で優勝することができました。学生主体のプログラムだったため、自分が主張しすぎるのではなく、学生のアイデアをいかに引き出してふくらましつつ軌道修正をするかを第一に考えました。そのやりとりの中で新事業創出のアイデアディスカッションの際に必要なファシリテーター能力を身につけることができたと感じています。