お客様満足
基本的な考え
世の中に新しい価値を提供するためには、お客様のニーズを的確に把握することや期待を超える製品・サービスの提供が欠かせないと考えています。得意先とより固い信頼関係を構築し、ともに成長していきます。
プロジェクト表彰を受賞
当社は原価低減や魅力ある商品開発に対して常に新しい挑戦を続け、その取り組みがトヨタ自動車㈱よりプロジェクト表彰として評価されています。2024年は3賞を受賞することができました。

トヨタ自動車㈱より年度表彰
トヨタ自動車㈱による2025 TOYOTA Suppliers Conventionが開催され、当社の2024年度の取り組みに対して、『原価改善最優秀賞』、『45年連続原価改善優秀賞』、『SSA推進優良賞』を受賞しました。特に、原価改善優秀賞は製品の原価企画やVE・VA活動、半期に一度の価格改定など、原価関連分野における得意先からの期待値に対して、目標値の達成状況や取り組みの姿勢が評価され、1980年から45年連続で受賞しています。

2025 TOYOTA Suppliers Convention
適正品質の企画
自動車部品の品質・性能の基準をユーザー目線で適正化する『SSA』を、グループ会社やサプライヤーを含めて推進しています。2024年はトヨタ自動車㈱を始めとする得意先に出向き、39回にわたり205件の案件を、車両を見ながら適正な品質になるよう判断を実施してきました。さらに、オール小島で共通する外観品質の基準を作成してグループ会社やサプライヤーへ展開。正しく適正品質を判断できる人財を育成して社内SSA提案会を開催し、337件の事例を自前で検討することができました。今後もSSAを推進できる人財育成を進め、競争力あるモノづくりへつなげていきます。

SSA提案会の様子
データサイエンスによる 良品条件の追究
データ分析を活用して問題解決力を高めることを目的に、協豊会が開催する『データサイエンス実践道場』に社員が参加しました。スポット溶接の破壊検査の廃止に向け、1年間、道場の方からアドバイスを受けながらデータを活用して非破壊検査方法を確立。2025年度もデータサイエンス実践道場へ品質保証部から1名が、その他にも外部が開催する実習へ社員が参加し、生産データを分析して品質不具合を出さない工程づくりへ貢献していきます。
改善できる『品質人財』の育成
社員が講師となり改善できる品質人財の育成を目標とした教育を実施しています。2024年は統計的な解析技術を身に付け、品質の問題解決力のある人財への育成を目的に、QCやSQCの教育の内容を全面リニューアル。過去の教育内容の見直しに加え、最新の解析技術や手法も取り入れ、より実践的な内容へと変更しました。過去に教育を受講した社員も含めて、各社から受講者を受け入れ、オール小島全体であるべき姿に向けて知見の向上に努めています。

社員が講師を務める品質教育
原価低減活動を通したモノづくり人財の育成
トヨタ生産方式に基づく原価低減の推進と人財育成を目的として、2024年7~10月に、トヨタ生産方式自主研究会を高岡工場で実施しました。『考動する人を鍛える工場』の実現に向けた挑戦に、得意先を始め参加した全社から協力とアドバイスをいただきました。組付工程では混流化に向けた2車型共通の治具を考案し、成形工程では人の作業低減に向けた段替え改善で工数とスペースを低減し、目標を達成しています。

トヨタ生産方式自主研究会の様子