設備製作

成形・組付け・検査自働化ライン(マイクロファクトリー)

部品の生産、既存の部品や購入品の投入、組付け、検査という四つの工程を一つの設備内で実行し、ASSY品として完成させるための設備です。一つの設備が工場の役割を果たすことから、マイクロファクトリー(小さな工場)と名付けられました。

一般的には、成形機で成形された製品を組付け工程に運び、他の部品群を組み付けて完成品となったものを検査工程に運び、外観・性能検査などを行いクリアされた製品が出荷されます。成形、組付け、検査、それぞれの工程を一つの設備に集約することで、中間在庫をなくし、省エネ、省スペース化に寄与することができます。

成形・組付け・検査自働化ライン(マイクロファクトリー)

ワンプラグ成形機

通常の成形機は電気、水、エアーを動力源とし、これらは工場内の配管から供給されています。この成形機は電気のみを動力源とし、水とエアーを循環式として成形機内に取り込んでいます。

油圧式成形機と比較して消費電力が少なく、射出制御が正確で再現性が高いため、安定した条件で成形することができます。また、電源以外の動力源を成形機内に取り込んでいるため設置が簡単で、生産ラインの変更や移動を行う場合も工場の配管に手を加える必要がありません。

超小型15ton樹脂成形機(ワンプラグ成形機に変更)

提灯プレス機

通常は横並びで配置するプレス金型を縦に積み上げる、というアイデアを取り入れた設備です。
設備の面積を縮小することで、省スペースでの生産を実現します。また、複数の金型の最大荷重を加えるのみで成形できるため、省エネにもつながります。

提灯プレス機

射出成形無人ロボットライン

人が介入することなく、アシストグリップの二次加工を行う設備です。廉価版仕様のアシストグリップにエラストマのインサート成形を行い、高級車仕様の製品に仕上げます。

廉価版アシストグリップのインサートから成形までを無人化することで、手作業に起因するばらつきをなくすことができます。

射出成形無人ロボットライン